松葉ガニとズワイガニ。なにが違うのか?

松葉ガニとズワイガニは分類上は同じ

カニの王様とも評されるズワイガニには、様々な種類があることはご存じでしょうか。
日本人が馴染み深いカニの一つが松葉ガニです。
実は、この松葉ガニは山陰地方で漁獲されているズワイガニを表します。

ズワイガニは日本海やオホーツク海など様々な海域で生息しており、近年は漁獲時期などの関係からロシアなどで水揚げされているズワイガニが輸入され、市場に並んでいることが多いです。
一方、松葉ガニは越前ガニなどと同じく国産のズワイガニであって、分類上はズワイガニと同じく、ただ、生息海域の水揚げの産地が異なることに違いがあります。

松葉ガニの生息地や産地

ズワイガニはオホーツク海から日本海全域に生息しています。
一方、松葉ガニは日本海の丹後半島~島根県沖におり、水揚げされる港は京都府~島根県に限られています。
昔からこのエリアの海域は海底の地質が良く、さらにカニが餌とするプランクトンの種類も多い事から、カニの生育に恵まれた場所と言われています。
まず、この生息地や産地が限定されていることが、松葉ガニとズワイガニの大きな違いなのです。

松葉ガニの漁獲期間について

松葉ガニは資源保護を考慮し、漁獲が行える期間を定めて漁を行っています。
基本的に、毎年11月上旬から3月下旬までに限定しており、それ以外の時期に漁獲は行われません。
松葉ガニのメスであるセコガニの場合はさらに期間が短く、11月下旬から12月末までと定められており、とても貴重なカニです。
このことから、漁獲期間以外の期間で流通されているズワイガニは、松葉ガニではないことが多いので、松葉ガニを求める際は注意が必要になります。
しかし、一部では漁獲期間が終了して直後に水槽に泳がせ、販売されることあります。

鮮度と味の違いは?

最近はロシアなどからの輸入されたズワイガニが多く、これらは冷凍されて流通が行われます。
冷凍状態によっては鮮度を維持することは可能ですが、やはり死んだ状態で冷凍されて流通されているズワイガニは、味が劣ってしまう傾向にあるのです。
さらに、冷凍品を加工する場合は、何度も冷凍と回答を繰り返し行うことも多いので、そうなると水分と一緒に旨味が溶けだしますます鮮度と味が落ちてしまいます。

一方、松葉ガニの場合は基本的に生きた状態で流通が行われるので、鮮度も旨味も冷凍品よりも優れているのです。
さらに、各漁港では徳さんブランドを証明するタグを付けて産地の差別化を図っているので、カニの状態やタグから松葉ガニと判断することが可能です。

このように、産地や水揚げの時期、さらに鮮度を保つ流通方法が長年松葉ガニが愛される理由であり、さらにズワイガニとの違いでもあります。

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